第七回 「レコード会社は自助努力をしろ!


▼いやぁ、びっくりしましたねぇ。dream、松室さんが抜けてそこへ6人入って8人ユニットになって再出発したんですってね(おいおい、モーニング娘。をパクるなよって)。もともと、dreamは@社の社運をかけて多額の投資をし、大規模なオーディションを行ってデビューした、鳴り物入りの三人ユニットだったのです。……がしかし、出すシングルはすべて空振り、CDの売り上げより宣伝費が膨らんでしまうという(宣伝費40億かけて、売り上げはその10分の一かそこらだという噂もあり)、正に「夢」と散ったユニットなのでした(涙)。そこで、話題づくりのために松室氏をソロで再出発させ、dreamの人員を増やしたというわけです。……最近シングルを出したらしいのですが、ランキングに出ました?


▼じつは、CCCDをはじめに導入した@社は、
巨額の宣伝費をかけながら全然売れない、いわゆる「不良債権」アーティストを多く抱えているのです。かつて「あゆに続くファッションリーダー」として有名になりCDデビューしたが、以前の三流タレントのイメージが世間に強く残っていて結局「第二のあゆ」になれなかった安西○ろ子や、自分の主演しているドラマの主題歌しか売れない観○あ○さ、「ビルボードで1位!」やら「某有名RPGゲームのタイアップ決定!」やらと大きな話題はありながら売り上げに反映されない倖○来○、そして「○田の妹」として紹介されながら、姉の知名度がいまいちであるためにいまいち有名になれないd○y after t○morr○wのボーカルなど……数えればきりが無いくらいです。


▼早い話、売れないアーティストはどんどん首を切ってしまえばいいのです。そうすれば売れるアーティストだけ残り、会社としてはいい運営が可能になるはずです。それを実行しているのが、大阪に拠点を持つ
GI○A St○dioです。「第二の宇○田」としてデビューした倉○麻○の成功をきっかけに多くの女性ソロボーカルをデビューさせたGI○Aですが、すべてが倉○のように売れることはなかったのです。そこで、売れないアーティストからどんどん辞めさせ、解散させる「(通称)恐怖のポップアップ作戦(オフィシャルホームページを見ると、ある日突然「活動を停止しました」というポップアップが出てくることから、ファンの間ではこう呼ばれている)」を行うようになったのです。その中には「売れなくてもいい曲を作っていたアーティスト」もいたのですが(New ○inema○蜴や4○ J○Mなど)、一方でこの作戦がGI○Aの運営を安定させているのです。


▼音楽業界に限らず、会社の運営は何も
首を切ればすべて良くなるわけではありません@社は資源を持て余しているだけなのです。その資源をいかに有効に活用していくかを考えていくことが、音楽業界を活性化していく一つの突破口であると考えられます。例えば、宣伝用に作ったプロモーションビデオを、CCCDが使えない人のためにシングルと同時に発売する、とか、売り上げが思わしくないものどおしでユニットを組んで再デビューさせる(この際、正体はしばらく謎のままにしておくと良い)など、考えようと使いようによっては「不良債権」が「金の延べ棒」になる可能性もあるのです。音楽業界が冷え切っているのは、自分の方にも責任があることを、@社のみならず各レコード会社、肝に命じてもらいたいものです。



                                                                                     つづく


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