第四十一回 「捨て身で頑張る韓国歌謡(K-POP)

▼最近、韓国料理がメジャーなものになってきたり、韓国映画やドラマが話題を呼ぶなど、(意図的に作られているかどうかは別にして)今日本は空前の韓国ブームになっています。その韓国ブームに乗って、韓国のポピュラー音楽(通称「K-POP」又は「韓国歌謡」)もどんどん入ってきています。韓国人の歌手は前から日本でも活躍していましたが、そのほとんどが大人向けの歌謡曲や演歌の歌手でした(ケイ・ウンスクさんやチョー・ヨンピルさんなど)。しかし、「Listen to my Heart」や「VALENTI」でBoAがヒットしたのを契機に、韓国からどんどん若者向けのアーティストが日本に入ってきました(ちなみに、韓国のアーティストが日本に進出するのは来年からどんどん加速していくようですよ)。しかし、この裏には韓国レコード会社の悲痛な叫びが隠れているのです。

▼現在、世界中でCDの売り上げが落ちていますが、韓国も例外ではありません。しかも韓国は、その中でも特に厳しい状況に陥っているのです。それは何故か。韓国では著作権に対する認識がとても低いので、違法コピーが蔓延してCDが売れないのです。はっきり言って、韓国の日本大衆文化全面開放で日本のレコード会社が韓国に行ってCD売ろうとしても、売り上げは壊滅的なものになるでしょう。このまま日本に留まっておいた方が身のためだと思うのですが、日本のレコード会社はどう動くのでしょうかね?

▼とは言っても、韓国のレコード会社は何のアクションも取っていないというわけではありません。まず、韓国の独立系レーベル各社共同で「iKpop」という、ディストリビューションを行う会社を設立します
(日本で言えば、avexとbeingが同じ会社からCDをリリースするという感覚でしょうか)。もともとは「外資系のレコード会社に対抗するため」に設立されたものですが、もしこれが無かったら、今頃韓国のポップスは壊滅状態だったのかもしれません。このほかにも、韓国最有力のレーベル「S.M. Entertainment」が日本のavexと提携するなど、「他国に売り込む事で売り上げを確保する」という戦略に出る会社もあります。

▼しかし、韓国のレーベルが努力しているのは「企業としての強化」だけに留まりません。CDをリリースする時には、コピーコントロール技術を施す代わりにたくさんの特典をつけたり、オフィシャルホームページでは楽曲の試聴やプロモーションビデオが高音質かつフルで配信される
(又はダウンロードできる)など、音楽ファンへのサービスも欠かさず行っています。それで売り上げが回復しているかどうかは定かではありませんが、「お客様は泥棒です」と決めてかかっているどこかの企業に比べては、かなり消費者に対して誠実的ではないかと思うのです。 「客を泥棒扱いしてしまったがために売り上げが落ちた」というのと、「出血大サービスをして売り上げが落ちた」というのでは、どちらが企業として好印象をもたれるかという問題なんだと思います。日本のレコード会社も、低音質で一部分しか聞かせないような試聴サービスをやってるよりも、高音質でかつフルコーラスで聞ける試聴サービスをしたり、PVをフルで流すなどの工夫をしてもらいたいですよね(avexやGIZA等では既に試みがされているようですが)






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