第三十四回 「ついにビートルズが…

▼日本音楽団体協議会が「ありがとうキャンペーン」なるものを行っていまして、HMV、新星堂、タワレコやTSUTAYA等、CDショップの店頭ではチラシが配られているんじゃないかと思います。僕もつい最近、GO!GO!7188(とライヴスタッフ)が真ん中にどーんと来ているチラシをもらってまいりました。GO!GO!さん達はこのチラシの中でこんなコメントをしています。

 曲が出来てから、みんなが納得いくまでレコーディングをして、やっと出来上がった作品は本当に愛おしく思います。まるで”お腹を痛めた子供”同然ですね(笑)。CD屋さんで自分達のCDを見かけると”子供達が世の中に巣立って行く”って感じかな? 今回のツアーでもステージ上からお客さんに”CD聴いてくれた?”って聞いたら、みんな”聴いたよ!! 良かったよ!!”って言ってくれて、本当に嬉しいし、感謝しますね。これからも”いい子”たくさん産むので、楽しみにしててねー!!  (チラシからそのまま抜粋)

 …いい方々でいらっしゃいますなぁ(涙)。一曲一曲に愛情を注いでいるんでしょうね、この方々は。僕も曲を作っているので、「お腹を痛めた子供」なんていう感覚が分かる気がします。けれども知っての通り、GO!GO!7188の所属するレコード会社は、前回紹介したあのEMIです(
しかしGO!GO!さんはCCCD回避を試みているアーティストでもありますよ)。そのEMIが、ついにビートルズにまでCCCDにしてしまったのです!! 

こちらの記事によりますと、今回発売される「Let It Be ...Naked」は、4人が不満を持っていたオーケストラアレンジやミキシングを一切取っ払った、ありのままの「Let it be」が収録されるのだそうです。そこだけ読むと「なるほど、やっと本人たちの望んだ形でリリースできるんだ」で終わってしまいますが、CD情報をよくご覧になっていただくと、CCCDの表記がありませんか? せっかく裸のLei it beがリリースされると言うのに、そこへ全身にモザイクかけられちゃった様なものですよね。

▼ポップスからクラシック、ジャズ、吹奏楽など幅広いジャンルに欠陥技術のCDSを搭載し続けているEMIでありますが、ビートルズをCCCDでリリースするというのはその面から考えるとごく自然な流れではないかとは思います。しかし、現在フランスで訴訟問題が起こり、ライバルのBMGではもっとマシな技術を採用する事を決めたという中で、何の検討もなしにジャンジャンCDSを搭載させるのはかなり危険な行為なのではないかと思います。これは何もEMIに限った事ではない、と言いたいところではありますが、SONYはアルバムを普通のCD-DAでリリースしていますし、あのavexもスーパーユーロビートシリーズやSUPER TUNEシリーズをCD-DAでリリースしているのです
(SEB、最近はまたCCCDになっちゃってますが…)。他社でCCCD導入を決めた会社も、現在はあまりリリースしていませんよね(と言いつつ、フォーライフは何故かCCCDをジャンジャンリリースしている訳ですが)

▼冒頭で紹介させていただいた「ありがとうキャンペーン」では、こんなキャッチコピーがあります。

私達の音楽を「買って」聴いてくれた、あなたへ
ありがとう




でも、CDをコピーして売ったりあげたりする人には
「ありがとう」と言えません。

 …レンタルで音楽聴いてる人は端っから切り捨てられているわけですが
(しっかりレンタルからも収入得てるのにね)、まずありがとうなんて言う前に、

再生不都合でCCCDが聴けなかったリスナーや、せっかく苦労して作ったのにCCCDで音質をめちゃくちゃにされてしまったアーティストに
「ごめんなさいm(_ _)m(←土下座付で)

と謝るのが先でしょうが。そんな事もしないで、ただ「ありがとう」「ありがとうと言えません」なんて言ってたら、リスナーのみならずアーティストからも反感買っちゃいますよ。



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