第五十三回 「ケミストリーの新作アルバム売り上げ低調!?」


▼ケミストリーの新作アルバム「One × One」の初動売り上げが公表されたようですが、前作と比べるとその差は歴然です。
One × One (比較)前作
初動売り上げ枚数
(単位:万枚)
32.6 107.6
オリコン参照)
 前作は通常のCD-DAのリリースでしたが、今回はLGCDでのリリースです。これが少なからず売り上げに影響を与えている事は確かなのだとは思うのですが、SONY的には「ほら、今回はSACDでもリリースしているから、それも合わせればどうなってるか分かんないでしょうが」なんて、まるで紅白歌合戦の視聴率低下の言い訳をしているNHKの海老沢会長の様なこと
(「アナログBSやBSデジタルで見ている人も合わせれば(以下略)」)を思っているのかもしれません。


▼ケミストリーの件に関しては併発のこともあるのではっきりとは言えませんが、CCCDを導入したことによって売り上げが減ってしまったアーティストがいることも事実です。しかし、レコード会社はCCCD導入前・導入後の売り上げの変化について以下のように主張しています。

   ・
特段の変化はありません(Sony Music Entertainment)
   ・導入前の売上との
単純な比較は出来ません。従ってお答えすることが出来ません。(ビクター)
   ・
個々のプロモーション状況等によりますので、一概にお答えしかねます。(ポニー・キャニオン)
(ACT(18)さんの音楽配信関係ニュースサイト「COOL CITY from ACT」の「CCCDについてレコード会社に聞いてみた。」より)


 要は、「毎回毎回プロモーションの仕方が違うんだから比較できるわけ無いでしょ?」という事なんです。なるほど。CCCDを導入してからはその作品を売ろうとする誠意の無いプロモーションばかり行っていたということですね? 
「違法コピーが防げるから売り上げも回復するんじゃない?」 と思って販売促進部門の人たちがサボタージュしてたという事なんですね! どんな立場の人がACTさんのアンケートにお答えになったのかは定かではありませんが、これじゃあ販促部門の人に対して失礼ではありませんか。責任を販促部門にマル投げ、ってやつですね。責任転嫁やってる連中がこの時代を生き抜けるわけ無いじゃないですか。「特段の変化は無い」と言い切ってしまっているSONYもまたSONYですが、ある部門に責任を押し付けている子馬さんのところはもっとたちが悪いと思いませんか?


▼イギリスでは音楽業界の景気が上向きになったというではありませんか。安くする事によって目線を消費者に合わせた結果、売り上げが伸びて、アーティストにも印税が入る。創作意欲がわいてまた作る。… これが「健全な音楽サイクル」ではありませんか? CCCDって、あのマークの通りに「健全な音楽サイクル」を断ち切っているのではないかと思うのです。地上デジタル化によってTV局でさえ倒産の危機を迎えているというのに、特に努力もしないで甘い密を吸っている業界がつぶれない訳がないでしょう。 
消費者にもアーティストにも、社員にも目線を合わせないような業界は、特に危ないのではないですか? 財界の良い反面教師ですね(笑)






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