第二十六回 「アーティスト移籍の噂とCCCD」

▼@社の4−6期決算が8億9000万円の赤字になった今日この頃、あるアーティストたちの移籍の噂がふっと巻き起こっています。宇多田ヒカルとモーニング娘。の移籍の噂とCCCDの関係をのぞいてみようかと思います。

▼まずは宇多田ヒカルから。プロデューサーの宇多田照實氏はCCCD反対の声明を出された方なのですが、今秋の全米進出を期に、現在の東芝EMIから(米国で契約を結んでいる)ユニバーサルに移籍するのではないかという噂が出ています(噂のモトはこちらの記事)。CCCD反対派の方が、強行にCCCD化を推し進めているEMIと馬が合うはずもありません。
ここ最近、EMIから移籍したり契約更新を拒否するアーティストが増えているという話ですが(ブッチャーズはコロムビアへ、PENPALSとTHE★SCANTYはR&Cジャパン(吉本興業の主催するレーベル)へ、Hi-5は自主レーベルを設立してKING BROTHERSは契約更新を拒否 など、CCCD化されやすくメジャーの中では立場の弱いアーティストが多いです)、この流れで宇多田も(比較的CCCDが推し進められていない)他社へ移籍する事は考えられることではないでしょうか。

▼もう一方はモーニング娘。ですが、こちらは宇多田ヒカルとは対照的に、今までCCCDを導入していなかった「ゼディマ」というレーベルから、レーベルゲートCDを推進しているSME(ソニー・ミュージック・エンタテインメント)に移籍するという噂になっています(噂のモトはこちらの記事)。移籍は(するとなったら)二組に分かれた後になることだと思われます。
実はつんくファミリー、リリース元がCCCD強硬派であるにもかかわらず、一枚もCCCDでリリースされたことが無かったのです(藤本美貴の「ハチャマ」レーベルはポニーキャニオンですし、「ゼディマ」はソニーの元にあるレーベルでしたが、ハロープロジェクトでCCCDが出た事はありません)。ここへ来て急にレーベルゲートCD本部に移籍するという事は何を意味しているのでしょうか(しかしアンティノスがEPICレコードに吸収されたのだから、ゼディマがSMEかEPICに吸収されても不思議ではありませんが)

▼ちなみに、現在avexと契約しているFayrayも、近いうちにGIZAに移籍するのではないかという噂があります
(最近のシングルやアルバムにビーイング系のスタッフが関わっていることから)それぞれの話は噂でしかありませんが、これらの出来事がもし本当に起こるのであれば、これからの音楽業界は良くも悪くも変化することでしょう。



…一週休んだのにこんなに短い記事になってしまって申し訳ないです…

追記(8/16):BBSでのmuさんのご報告から、モーニング娘。の次のシングルは「ゼディマ」でのリリースとなることがわかりました。通常のCDでのリリースとなるようですね。ご報告、感謝いたしますm(_ _)m

追記(1/1):FayrayさんはGIZAではなく、R&Cジャパンに移籍する事が決まったようです(TAK MATSUMOTOの某邦楽カバーコンピネーションアルバムのクレジットより)。


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