第十六回 「Appleの気になる動き」

▼iMacやiPodで知られるアメリカのアップルコンピューター社がユニバーサルミュージックを買収するかもしれないという話が飛び込んでまいりました。アップル社はインターネットを使った音楽配信の導入に積極的なのだそうで、「今は売り上げ減となっている音楽業界もインターネットによる音楽配信事業で利益を生む」と見込んでいるそうです。さらには、一曲10セント(約10〜12円)で売ることのできるようにしたいという構想もあるそうです(あくまでも構想の域を脱していませんが)。


▼音楽配信だけが今の音楽不況を打開する手段ではありません。しかし、今の音楽不況はCDでの販売にこだわりすぎているところに原因があるように思えます。ハード側は「CD-R/RW対応」やら「mp3/wma再生可能」やら「DVD再生可能」やらと、たくさんのメディアへの対応が進んでいるにもかかわらず、レコード会社(ソフト側)はそれについていけていないように思えます。



▼日本のレコード会社はCDの次世代規格への完全移行を拒否しております。SACDもDVD audioも著作権保護と高音質が確保されているにもかかわらず今のCDに固執するのは、前にも述べたように次世代企画が再販制度の対象外であるからです。しかし、今の時代は音楽を売るための媒体にこだわっている時代ではありません。ハードはマルチの時代に向かっているのに、ソフトの方はいつまで規格の統一にこだわっているのでしょう?「CD(R/RW)」「DVD」「MD」「mp3/wma(圧縮音源)」「カセットテープ」「アナログ盤」「ラジオ/テレビ」「衛星放送」などなど……挙げたらきりが無いほどの媒体があるのです。音楽で食っていきたいのなら、一つにこだわらずに多くのメディアに手を出すくらいの精神で行かないと、これから生き残れないのではないかと思います。「この規格に統一しよう!」っていってみんなこの指とまれで決めていったら、別々な媒体で音楽を楽しんでいるユーザーから利益を得ることなんて難しくありませんか? アップルはそのことに気づいているのではないでしょうか。



                                                                                     つづく


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