第十一回 「近頃の@社の小さな動きから……」

▼globeのニューアルバム「LEVEL4」はお聴きになりましたか? なぜこんな話題を持ちかけたのかと言うと、今回のアルバム曲の中に、近頃のコピー氾濫に関して小室氏が思っているところを詞にした曲があるからなのです。その名も「Out of (C) Control((C)となっているところは著作権マークです)」。特に2番の詞は某掲示板のCCCDスレッドの中でちょっとした話題になっています。著作権の関係上、ここに詞を載せることはできませんが、レンタル屋に行って借りるもよし、買うもよし、いろんな方法でチェックしてみてくださいまし。曲的にもかなりお気に入りっす(ちなみに、同時発売のシングルのカップリングに同曲が収録されているですよ)。

「ミリオン出してるディストリビューターも1000万人のアクセスを稼いでいる音楽サイトの管理人も、結局『本物の音楽』を扱っていないのだから本質的には同じである。ライブで『本物の音楽』を聴かせる姿勢が良いんじゃないかい?」というような解釈を僕はしましたがみなさんはいかがですか? 小室氏は音楽で現在の著作権事情に疑問を投げかけたのだと僕は思います。CCCDに反対か賛成かわからない所ではありますが、歌で訴えるのは自分的にかなり衝撃でした。どうして他の(自称)アーティストたちはこういうことを考え付かなかったのでしょう? 声に出せない事情があるのでしょうか?


▼これと話はまた変わりますが、
av○x m○deに所属している榎本○子氏が@社との契約を打ち切るというが出てきました。三月末に@社のHPが閉鎖されてしまい、その代わりに外部にオフィシャルHPを設けるという話から発展したものであるようですが(ここの3月24日の項目を参照。)、@ @社の「全タイトルCCCD化」政策に巻き込まれる形でリリースされた1stアルバム以降半年以上も音楽活動を行っていないことと、A HPの閉鎖が年度末という区切りのよいものであるということ、から移籍話は本物かに見えます。彼女自身、ヘビーなiPodユーザーであるため(オフィシャルの日記の過去ログを参照のこと)、CCCDで本人も痛い思いをしていることも考えられますし、アニメファンの中でもCCCD反対派は根強いらしく、アニソン専門ランキングにav○x m○deの曲がほとんど入らないことから、彼女にとって@社にいることに利益が無いことは目に見えています。もしこれで@社との契約を切ったとしたら、CCCD関係で契約が切られるのは初のことであるかもしれませんし、これからアニメ分野に力を注ごうとしている@社にとってはかなりの痛手となります。


▼@社のなかでCCCDに関する発言がしにくいのは、社内が某イラクのような独裁体制であるため、いつ首を切られても分からないこともあると推測されます(かといって、「CCCDマンセー」と言えば昇格できるわけでもありませんが)。
CCCDが著作権保護に適しておらず、音楽媒体としても適していない最悪のメディアであることは事実であるのだから、反対派、賛成派にかかわらず、アーティストは著作権に関して「移籍」だとか「曲で訴える」だとか、どんな方法でもかまわないからアクションをとってもらいたいものですそうしない人は、ただのレーベルの操り人形か、金が目当てで音楽しているただのビジネスマンでしかありません。アーティストという言葉を、そのような人に対して使っていることに違和感を覚えませんか?



                                                                                     つづく


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