CCCDに15の質問
〜CCCD初心者の方へ〜
Q1.CCCDとは何ですか?
Q2.何故CCCDが導入されたのですか?
Q3.CCCDと普通のCD-DAは見分けられますか?
Q4.CCCDの音質は劣化するのですか?
Q5.CCCDを再生できないプレーヤーがあるというのですが本当ですか?
Q6.CCCDを再生するとプレーヤーが壊れるという話を聞きましたが(以下略)?
Q7.今後、CCCDのリリースは増えるのでしょうか?
Q8.パソコンでは再生できますか?
Q9:CCCDをリリースしているレコード会社はどこですか?
Q10.CDSとは何ですか?
Q11.Key2Audioとは何ですか?
Q12.MediaMax CD-3とは何ですか?
Q13.セロテープ法・マジックペン法・カッターナイフ法とは何ですか?
Q14.パソコンにコピーできないというのは本当ですか?
Q15.MDやカセットテープにはダビングできますか?
Q1.CCCDとは何ですか? | A1.コピーコントロール技術の施されたディスクの事を言います。 |
<解説> CCCDというのはCopy Control Compact Diskの頭文字をとったもので、コピーコントロール技術の施されたディスクの事を言います。 現在日本のレコード会社ではでは10社ほどがCCCDを採用し、リリースしています。 ちなみに、もともとは「コピーガードCD」と呼ばれていたのですが、現在の技術ではコピーを完全に防ぐ事が出来ないため、コピーコ ントロールをいう名称になりましたとさ。 |
Q2.何故CCCDが導入されたのですか? | A2.音楽の違法コピーのまん延を防ぐためです。(関連こらむ) |
<解説> 近年、違法コピーの増加やP2Pユーザーの増加によって音楽CDの売り上げが激減していると言われています(明確な根拠はありま せんが)。デジタル技術の発達により、「パーフェクトクローン」と言われる位精巧に出来ている海賊版も出回る状況になってしまった ため、音楽CDにコピーコントロール技術を施すことになったのです。 しかし現在、違法コピーは全く減っておりません。CCCDとともにP2Pの認知度が上がってしまったのと、PC雑誌がこぞってCCCDの バックアップ方法を取り上げ始めた(どっかの雑誌の「極生ぶっこぬき!」とか)ということ、そもそも今の技術ではコピーを防げないなどが理由 として挙げられます。 |
Q3.CCCDと普通のCD-DAは見分けられますか? | A3.CCCDにはレコード協会で統一して定めたマークがついています。 CD-DAには規格によって定められたマークがついています。(関連こらむ) |
<解説> CCCDには必ず、日本レコード協会によって定められたマーク(リサイクルマークもどきみたいなやつ)が付いています。もしくは「コピーコン トロールCD」とディスクに明記してありますので区別が付きます。取り決めではマークは赤くするようにと定められているので、通常で あればパッと見てすぐに区別できるはずです。一方、通常の音楽CD(CD-DA)には、compact disc digital audioのマークがどこかにつ いているはずです(良く見ないとわからないかもしれません)。 しかし中にはCCCDのマークが黒く、透明シールに印刷されているために見分けにくいタイプのものもあるので注意が必要です。 |
Q4.CCCDの音質は劣化するのですか? | A4.CD-DAに比べ、音質は劣化しています。(関連こらむ) |
<解説> CCCDを日本で始めてリリースしたavexでのFAQでは、「音質は劣化しません」という答えが載っていますが、これは間違いです。 日本で多く導入されているCDS200という方式は、オーディオトラックに意図的にエラーを混入させる事によってコピーを防ぐという仕 組みになっていると言われています。混入されているエラーや、フェイクTOC(オーディオトラックの再生順やファイルの階層などが記録されている 部分で、CDの目次のようなもの)、エラー訂正などによってプレーヤーに負荷が生じ、音質が劣化するという仕組みになっているそうです。 ビクターやテイチクでは、音質劣化を最小限にするためにエンコードK2(ENC K2)という音質向上技術を導入しています。他社でも 独自の音質向上技術を採用しているところがあります。 ただ、劣化が目立つものであるかどうかは聴く人の聴力、プレーヤーやスピーカーの性能、聴く環境などによって大きく左右します。 |
Q5.CCCDを再生できないプレーヤーがあるというのですが本当ですか? | A5.機種によっては再生できないものもあります。(関連こらむ) |
<解説> ドリームキャスト等の一部ゲームプレーヤーや、mp3対応の音楽プレーヤー、カーステレオなどではCCCDの再生に不都合が生じて しまうものがあります。CCCDがレッドブックというCDの規格から外れているためにこの様な問題が生じてしまうのです。 どのプレーヤーが再生できないのかは、レコード会社やハードの企業に問い合わせると分かる事もあります。CCCDを持っていって 再生確認する事が出来る電気店もあるそうなので、CCCDをプレーヤーにかける前に、購入する前に一度確認してみてください。 もし自分の持っているプレーヤーで再生できなくても、レコード会社に返品する事は出来ませんし、賠償責任もありませんのでご注 意ください(あくまで日本国内のみでの話)。かといってハード側に泣き付く事も出来ませんのであしからず。 |
Q6.CCCDを再生するとプレーヤーが壊れるという話を聞きましたが(以下略)? | A6.壊れてしまうプレーヤーもあります。(関連こらむ) |
<解説> 消費生活センターに数件、CCCDによってプレーヤーが壊れてしまったという事例が報告されているそうです。CCCDの再生とプレー ヤーの破損に因果関係があるかは今のところ分かっていませんが、手入れの行き届いていないプレーヤーや、古いプレーヤーで再 生すると寿命が早まってしまうという話があるので注意が必要です。 もし自分の持っているプレーヤーが壊れてしまっても、レコード会社にもハード側にも賠償責任がありませんのでご注意ください(あく まで日本国内のみでの話)。 |
Q7.今後、CCCDのリリースは増えるのでしょうか? | A7.各社まちまちです。(関連こらむ) |
<解説> avex:違法利用がなくなるまで、当社としては今後も継続して発売していく予定です。 東芝EMI:過度なCD-Rへのコピー、インターネット上での音楽ファイルの違法配信・交換などを防ぐためにも、当社から発売する作品 には順次コピーコントロール技術を採用していきます。 ポニーキャニオン:継続的に発売して参ります。 SONY、ワーナー、キング:(オフィシャルに記述なし) ビクター:その予定です(ビクターCCCDFAQ Q6 「全てのジャンルをCCCD化して行くのですか」より)。 ユニバーサル:今後も継続的に発売して行く予定です。 フォーライフ:当社では、違法コピーや、違法なファイル交換などを防止することで、作詞家・作曲家・アーティストやレコード製作者等 の権利が守られ、それが永続的に音楽文化の維持につながることをご理解いただこうと、当社より発売する作品へのコピーコントロ ール技術採用を進めています。 テイチク:徐々に発売タイトル数を増やしていく予定です。 各社とも言っている事は同じですが、キング,ワーナーなど一部企業ではCCCDのリリースがストップしているところもあります。 |
Q8.パソコンでは再生できますか? | A8.パソコンでは専用音源で聴く事ができますが、Macには対応していません。 |
<解説> パソコンにCCCDを挿入すると、プレーヤーが勝手にインストールされ、そのプレーヤーで聴くことが出来ます。立ち上がるプレーヤー は、レジストリを書き換えるにも関わらずアンインストーラーがついていません。 こちらの「avex CCCDプレーヤー完全アンインストー ラー」をお使いください。 ←通常のCCCDで立ち上がるプレーヤー SONYのレーベルゲートCDをPCで聴く場合、インターネット接続が必要になります。レーベルゲートCDの場合、プレーヤーのインスト ールをするかどうかは自分で決める事が出来ます。 ←レーベルゲートCDで立ち上がるプレーヤー、MAGIQLIP PC専用音源は、通常のCCCDの場合ハードディスクに落とす事は出来ませんが、レーベルゲートCDの場合は制限つきでハードディ スクに落とす事が出来ます(一回目は無料、二回目以降は有料。レンタルからの場合は原則として有料であるが、運がよければ無料)。ただし、インターネット接続の無いPCで音楽を聴く事は出来ません。2003年11月6日からシングルで導入されるレーベルゲートCD2では、インターネット接続が無くてもPCで再生できるようになりました(ただし、ハードディスクに落とす時には従来どおりインターネット接続が必要になります)。 いずれのプレーヤーも、Macには対応していません。 |
Q9.CCCDをリリースしているレコード会社はどこですか? | A9.以下の10社と、各社関連レーベルでリリースされています。(関連こらむ) |
avex:All About CCCD コピーコントロールCDについて SONY MUSIC:レーベルゲートCD 東芝EMI:コピーコントロール技術の導入にあたって ポニーキャニオン:ポニーキャニオンからコピーコントロールCD(CCCD)を発売するにあたり ワーナーミュージック:CCCDについて ユニバーサル:コピーコントロールCD(CCCD)について テイチク:コピーコントロールCDについてのお知らせ ビクター:コピーコントロールCD(CCCD)を発売するにあたり キングレコード:(サイトリニューアル時に削除) フォーライフミュージック:コピーコントロールCDについて 上の10社でCCCDがリリースされていますが、必ずしも全社が導入に積極的という訳ではありません。また、各社関連のレーベルで あっても、CCCDをリリースしていない場合があります(例:ソニー傘下のゼディマ、ポニーキャニオン傘下のハチャマ)。また、各レコード会社に所 属しているアーティストの中には、CCCDを回避してリリースされている方もいらっしゃいます(例:東芝EMIの宇多田ヒカル,GLAY,矢 井田瞳)。 |
Q10.CDSとは何ですか? | A10.Macrovision社のコピーコントロール技術の名称です |
<解説> CDS(Cactus Data Shield)とは、イスラエルのミッドバーテック社が開発したコピーコントロール技術で、現在はマクロヴィジョン社が 開発に携わっています(ミッドバー社を吸収合併したため)。 CDS方式は現在、CDS100, CDS200, CDS300の三種類が開発されており、そのうち日本で最も多く採用されているのは CDS200というものです。SONYのレーベルゲートCDも、コピー防止技術はCDS200を採用しています。ちなみにこの方式を採用してい るCCCDの注意書きには「このCDはパソコンでコピーできません」と表記されています。 CDS200は再生不都合や音質劣化の問題を抱えている上、コピーの防止が出来ないという最大の弱点を持っています。その弱点を 克服したのがCDS300というもので、PC専用音源をハードディスクに落とせるようになったり、Macでの再生に対応したりなどかなりの 改善が施されています。が、日本の音楽業界では未だにCDS200を採用し続けています。 |
Q11.Key2Audioとは何ですか? | A11.SONY DADC社のコピーコントロール技術の名称です |
<解説> Key2Audioとは、SONYの関連会社であるSONY DADC社が開発したコピーコントロール技術です。日本ではあまりリリースされてい ませんが、輸入盤でよく採用されているタイプです。ちなみにこの方式を採用しているCCCDの注意書きには「このCDはパソコンで再 生できません」と表記されています。 この方式は、CDプレーヤーとの互換性がとても高く、音質への影響が少ないのが特徴ですが、パソコンやMacとの相性が悪く、一 度トレイに入れるとフリーズして動かなくなってしまい、問題になった事がありました。その点をクリアしたのが、2003年初めに発表さ れた「key2audioXS」です(Macには非対応)。 しかし関連会社にも関わらず、SONY MUSICはCDS200を採用しています。 |
Q12.MediaMax CD-3とは何ですか? | A12.SunnComm社のコピーコントロール技術の最新版の名称です |
<解説> MediaMax CD-3とは、コピーコントロール技術ではMacrovision社とライバル関係にあるSunnComm社の開発したコピーコントロール 技術の最新版(2003/9現在)のことです。日本での採用は未定ですが、アメリカのBMGがこの方式でCCCDをリリースする事を決め た事で話題になっています。 この方式は、音質劣化やプレーヤーとの互換性、PCやMacでの再生やコピーの問題クリアされている他に、携帯プレーヤーへの転 送やP2P機能など、これまでのコピーコントロール技術の中では最も融通のきいたものとなっています。 |
Q13.セロテープ法・マジックペン法・カッターナイフ法とは何ですか? | A13.CCCDをリッピングしやすくするための裏ワザです |
<解説> この方法は、オーディオトラックとアプリケーション・データのトラックとの間(CCCDリングと呼ばれているそうです)をセロテープを貼っ たり、マジックで塗りつぶしたり、カッターナイフで傷つけることでCDドライブに読み込ませないようにし、リッピングを楽に行うようにす るという裏ワザです。ただし、最後のトラックが上手く読み込めないという問題があります。レンタルしたものでは絶対に行わないで下 さい。 |
Q14.パソコンにコピーできないというのは本当ですか? | A14.ものによって、コピーできるものと出来ないものがあります |
<解説> CCCDの注意書きには「パソコンにコピーできません」という事項があるのですが、ドライブとソフトの相性でコピーできてしまうという のが実際です。Macでも一部機種でリッピングできるという話があります。 |
Q15.MDやカセットテープにはダビングできますか? | A15.CCCDが再生できるプレーヤーであれば通常通りダビングできます。しかし一 部のCCCDではMDのダビングが出来ないものがあります |
<解説> CCCDはパソコンを通してのコピーを防ぐ技術が施されていますので、MDやカセットテープへのダビングを妨げることはありません。 MDはデジタル・アナログ両方で録音が可能ですし、倍速での録音も可能です。 ただし、CCCDで再生不都合が生じているプレーヤーでは当然ダビングは出来ませんし、CCCDの輸入盤(EUモノに多い)にはMDへ のダビングを妨げる物もありますので注意が必要です。 |
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